概要

ツリーハウスをダ・ヴィンチ・グリットでつくるノウハウは、従来の一般的なツリーハウスを作る際の様々な問題や課題を解消することを目的としています。

また、その制作を通して森や里山の環境整備や保全を目的としています。

日本でもここ数年、ツリーハウスへの関心が高まりブームとなっています。しかし、それを作るには地上にすえる同規模のハウスに比べ6倍ほどの労力と費用がかかるといわれています。

今後より経済的かつ安全を重視したツリーハウス作りのノウハウが必要です。

このツリーハウスは、そのノウハウを提供するものです。また、そのノウハウを普及することで、森や里山での生活や労働が促進され、人々の関心がよりエコロジカルな方向に向けられることを意図しています。

ダ・ヴィチ・グリットとは

レオナルド・ダ・ヴィンチが遺したアトランティコ手稿、そこに描かれている格子パターンを指して言います。

それは平面で描かれた幾何学図形のようであり、長い間用途不明のアイデアと見なされていました。

しかし近年の研究により、その格子パターンによってできる立体構成が軽量でありながら剛性が高く、その利点や応用技術が発表され注目されつつあります。

また、振動や衝撃を吸収する構造となることが明らかとなっています。

より詳しくは

ツリーハウスの構造

ダヴィンチ・グリットを古典幾何学に組み込み、

数段階の幾何変容を繰り返すことで実用的な構造ができます。

この構造をツリーハウスに応用していきます。

より詳しく説明すると、このグリットのパターンを古典幾何学から発展した神聖幾何学※に組み込むことで、多軸体となります。

さらに、この多軸体に球面幾何学やゾーン幾何学を組み込むことで、構造と形態の自由度が高まります。

これによって多軸体の構造、すなわち第三の構造がシステム化することになります。

ツリーハウスの構造には、このシステムを用いたシステム型と、システムを用いないランダムの2種類があります。

※プラトン立体はこの幾何の範疇に含まれる。