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芸術論 Art Theory





幾何学には、自然界のかたちを形成する法則が含まれています。
特に、黄金比が導かれる五角形などには、生命を生み出すエネルギーである拡大増殖といった性質が読み取れます。
 自然と人間との調和を必要とする今日、その調和を目指した芸術とは何なのか。
例えばルドルフ・シュタイナーはこういっています。

芸術とは、自然を模倣する事によってではなく、自然が全体性を考慮しなければならなかったがために体現できなかった事、いわゆる自然が本来体現するはずだった可能性やそれが押し止められている状態を人間存在が読み取り、それを体現させることにある」

端的に意訳すれば、自然の形成法則を、人間が維持し、発展させたとき、自然が全体性を考慮して達成しきれなかった事を、人間が成し遂げるのだ、と言います。さらに、その時、人間の精神性によって、自然界の物質は、昇華し、解き放たれるのだ、だから本当の芸術的教養がある人は、自然界の模倣に留まっていられないのだ、と言うのです。
そして人間が、愛によって、全ての物質存在を創り変えていくのが、芸術家の、そして人間存在の使命である、という言葉を残しています。
 このような考えを維持、発展させていくことが私の芸術活動の理念になっています。



  • 「美は隠された自然法則の顕現である。この隠された自然法則は、美の顕現なしには、永遠に隠され続けていたであろう」
  • 「自然からその公然の秘密を打ち明けられた始めた人は、自然の最もふさわしい解釈者である芸術への抑えがたい憧れを感じるようになる」
ゲーテ
  • 「美は、現実でも真実でもなく仮の姿である。完全な美は、自然界のどこにもない」
  • 「美は自然よりも真実である。自然がそうあろうと望みながら、そうなりえずにいるものが、そこに表現されている。
  • 芸術家は自然の手段と法則が可能とする形を、自然そのものよりも高次の仕方で、創り出そうとするのです」
シュタイナー