参照図書:
「Reciprocal frame architecture」 著者: Olga Popovič Larsen
制作者覚書ダビンチ・グリットによるツリーハウスドーム建築、から始まりフラードーム、テンセグリティー、多軸体、と研究を進める過程で、私の幾何学的な思考に転換が起こった。それは非ユークリッド幾何学の領域であり、始まりだった。 ダビンチ・グリットの情報は、ようや多軸体による建築への適用をシステムとして完了したころ私に届いた。ダビンチの着想は、システムを最も端的に示す原初的な形態である。このことは本来、段階的には研究の初段階に位置するが、最も最後になったのには理由がある。もし、私がそのことを知っていたならば、ダビンチの偉大さという先入観が障害となってしまったかもしれない。