- 2. 骨組み構造
さらに基本モデルを3点示すが、それらは、第一工程において核となるゾーン多面体の面数をより多くした場合のドーム型構造体を示すものである。その形成過程において、立体状構成要素および構造用要素の設定は先に示した「基本パターン」と同様である。
その【1】
核として用いるゾーン多面体は132面からなる。このゾーン多面体は、切頭六面体(Truncated cube)の各頂点と体芯とを結ぶ12本の線からなる座標軸を基に形成されている。
図27でそのゾーン132面体A3を示す。
そしてこの球形状の多面体を核とするドーム型構造体の形成を図28で示す。このドーム型構造体L3の内部には核としてのゾーン多面体を想定で示しており、その外殻に構造用要素が規則的に配置している様子が分かる。
その【2】
核として用いるゾーン多面体は552面からなる。このゾーン多面体は、切頭立方8面体(Truncated cuboctahedron)の各頂点と体芯とを結ぶ24本の線からなる座標軸を基に形成されている。
図29でそのゾーン552面体A4を示す。
そしてこの球形状の多面体を核とするドーム型構造体の形成を図30で示す。このドーム型構造体L4の内部には核としてのゾーン多面体を想定で示しており、その外殻に構造用要素が規則的に配置している様子が分かる。
ゾーン132面体
図27
ゾーン132面体を核模型とするドーム
図28
ゾーン552面体
図29
ゾーン552面体を核模型とするドーム
図30
その【3】
核として用いるゾーン多面体は870面からなる。このゾーン多面体は、菱形12・20面体(Rhombicosidodecahedron)の各頂点と体芯とを結ぶ30本の線からなる座標軸を基に形成されている。
図31でそのゾーン870面体A5を示す。
そしてこの球形状の多面体を核とするドーム型構造体の形成を図32で示す。このドーム型構造体L5の内部には核としてのゾーン多面体を想定で示しており、その外殻に構造用要素が規則的に配置している様子が分かる。
ゾーン870面体
図31
ゾーン870面体を核模型とするドーム
図32
角柱状骨組みタイプ
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